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■企画概要

お芝居を学ぶこと、技術や知識のインプットは勿論大事であるが、俳優だけで生計を立てること=「表現で食っていくこと」にもちゃんと向き合わないと続けていけない、そのことに向き合うワークショップがあったらいいなと考えていたことがこの企画の発端だった。そんな時にふと親八さんから出た言葉、「アルバイトを辞めて俳優だけで食う。そのための選択肢に声の仕事もあると知ってほしい。もちろん技術はいるよ」それを伝えられるワークショップをやりませんかとお願いし、実現したのがこのVol.7。親八さんは舞台からキャリアをスタートし、なぜ声の仕事に出会ったのか。実践的な技術はもちろん、"表現で食う"ために親八さんがやってきたことも共有していただきました。

■講師

辻親八 Shinpachi Tsuji

1981年劇団秘法零番館入団。竹内銃一朗作・演出「戸惑いの午後の惨事」で舞台デビュー。流山児事務所、椿組、劇団チョコレートケーキ、オフィスコットーネなど多くの舞台に出演する一方、声優としても活躍。吹き替えではチーチ・マリンジョー・ドン・ベイカージェフリー・ライトコルム・ミーニイジョン・リス=デイヴィスアレック・ボールドウィンゲイリー・オールドマンなどを担当している。また声優仲間で作った劇団「トローチ」での舞台活動や、「親八会」と題してラジオドラマの朗読劇なども行なっている。

 

■講師よりメッセージ

1954年に生まれました。2024年10月で70になります。あまり年の事は考えず面白いこと、笑えることに日々興味を持ち、舞台、声優の仕事だけが生き甲斐です。舞台からスタートした私が何故声の仕事に出会ったのか。舞台の表現と声優の表現は違うのか?私は声優の仕事のおかげで生活をしています。私もこの数年で舞台の面白さ声優の深さを更に追求していこうと考えてます。短い時間ですができる限りの事を共有していきましょう。よろしくお願いします。

​■内容

今回は親八さんの「経験」と「技術」のシェアが大きなテーマとなった。舞台俳優として活躍してきた親八さんが「俳優だけで食うこと」を実現できたのは声の仕事を始めてからだった。声の仕事とはどういうものなのか。​実際にマイクを立て、映像を観ながら声をあてていくことを体験。親八さんのアドバイスも実践的で具体的なものとなり、吹替え初挑戦の参加者も徐々に感覚を掴んでいった。録音した音声を聞き直すことで自らの声を客観的に分析し、自らの強みや課題を再確認。自らの声のコンプレックスは、「味」として機能する場合もあることなど、生身の身体が見えないからこそ、「声」だけでどのように個性を出すか、何が個性になるのか、第一戦の現場で活躍する親八さんの言葉には沢山のヒントが詰まっていた。

 

■日程

9月17日(火)・18日(水)

両日 13:00~19:00(6h)

 

■スタッフ

講師:辻親八

講師補助:飯田誠規

企画:伊藤白馬

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